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近頃ジャズにはまっているので、そこから一枚紹介。

The Tony Williams Lifetime/Turn It Over

このアルバムは一言で言うと、凄いです。久々に度肝を抜かれました
正直言って、この作品をちゃんと聴いてなかった事を後悔している。
良い意味での後悔なのですが、これをもう少し早く聴いていたら何かが変わっていた
かもしれない、それほど衝撃的な内容でした。

Tony Williamsといえば、マイルス・ディヴィスのバンドに在籍していたことで有名な
ドラマーですが、天才の異名を欲しいままにしているだけあり、そのプレイも、彼を
リーダーとしたバンドの曲にも目を見張るような素晴らしさがある。

今回取り上げるTurn It Overというアルバムのメンバー編成は以下の通り

Ds.Vo.Tony Williams
G.John McLaughlin
Org.Larry Young
B.Vo.Jack Bruce

ベースのジャック・ブルースは、いうまでもなく有名なクリームのベーシスト
ギターのジョン・マクラフリンは後にマハビシュヌ・オーケストラを結成
ラリー・ヤングは、前作のEmargencyでも素晴らしいプレイを披露している

なかなか豪華な面子が揃っているので、知っている人はこれだけでも内容を
期待してしまうのではないでしょうか。自分自身もその口で、見事にやられました


当時の流行を繁栄してか、サイケやプログレの要素が色濃く出ているので
その手の音楽が好きな人には、間違いなくツボにはまること請け合い。
最後まで刺激的な演奏に満ち溢れていて、じっくりと堪能できるアルバムです
中でも一番強い衝撃を受けたのは、7.のVuelta Abajoという曲
いきなりサイケな爆音ベースが襲い掛かってきて、イントロからやられます
その後延々と続く、暴力的な曲展開はKing CrimsonのRedを想起させる出色の曲
爆音ベースに絡み合う暴力的なオルガンに、激しいギターに嵐のようなドラミング
ここまで来てしまうと、半端なハードロックバンドでは太刀打ちできないレベル。
このバンドの更なる魅力は、激しい曲以外も充分に楽しめるところでもあります。

このアルバムがあまり世に知られていないというのは、なにか悲劇的なものを感じる
ジャズというくくりを取っ払って、全てのロックファンに聴いてもらいたい一枚です
ジャズに限らず、黒人音楽全般に少しとっつきにくい印象があるのは否定できない
それゆえに盲目的になっていた事を後悔させられる、そんなアルバムでした。

アルバムより二曲紹介

The Tony Williams Lifetime / Vuelta Abajo


The Tony Williams Lifetime / Right On


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