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  <title>Mescaline</title>
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  <copyright>© Ninja Tools Inc.</copyright>
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    <item>
    <title>fiction プログレ八時間の曲目</title>
    <description>
    <![CDATA[プログレ八時間で流れた曲目一覧です<br />
<br />
<br />
<br />
part1 aotuki<br />
<br />
1.King Crimson / Larks' Tongues In Aspic, Part II&nbsp;<br />
<br />
2.Bubu / Sue&ntilde;os De Maniqu&iacute; <br />
<br />
3.Saga　/ Guerra<br />
<br />
4.After Crying / Conclusion<br />
<br />
5.After Crying / Salto Mortale II<br />
<br />
6.Shlomo Gronich　/ Luna Park<br />
<br />
7.Ahvak / Bherta<br />
<br />
8.Niacin　/ Do A Little Dirty Work<br />
<br />
9.Sixty Nine　/ Crayfish<br />
<br />
10.Sixty Nine　/ Ballast<br />
<br />
11.Little Tragedies / Old Abbey<br />
<br />
12.Jaime Rosas Cuarteto / Breve Pieza Rockera IV<br />
<br />
13.Jaime Rosas Cuarteto / Breve Pieza Rockera X<br />
<br />
14.Jaime Rosas Cuarteto / Breve Pieza Rockera VI<br />
<br />
15.Amogh Symphony / Abolishing the Obsolete System<br />
<br />
16.MODEST MIDGET / Contemporary Ache<br />
<br />
17.Discus　/ System Manipulation<br />
<br />
<br />
&nbsp;<br />
Part2 さすらい（@camelletgo）<br />
<br />
1.Tim Follin「メインテーマ(ソルスティス 三次元迷宮の狂獣)」 90年に発表されたファミコンソフトの<br />
&nbsp; &nbsp; メインテーマ。コンポーザー ティム・フォーリン氏を代表する名曲。イタリアン・プログレ風味。<br />
<br />
2：Tim Follin「Akrillic(PLOK！)」こちらは93年にSFCで発表されたアクション・ゲームの楽曲。<br />
&nbsp; &nbsp; &nbsp; 非常に牧歌的なプログレというか、そこはかとなくカンタベリー っぽさを匂わせる1曲です。<br />
<br />
3：中潟憲雄「頼朝(源平討魔伝)」これはタルカス。<br />
<br />
4：中潟憲雄「Oyagi～Cream Zone(暴れん坊天狗)」<br />
<br />
5：AQUAPOLIS(中潟憲雄)「ノルウェイの印象」 アクアポリスは中潟氏を中心として80年代に<br />
&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;活動していたプログレ・バンド。こちらはソノシートの音源から。<br />
&nbsp;<br />
6：中潟憲雄/増渕裕二「KAGEKIYO 源平討魔伝メドレー(太鼓の達人)」<br />
&nbsp; &nbsp; &nbsp; 増渕裕二氏のプログレ・ハードなアレンジが実にキマっております。<br />
<br />
7：増渕裕二/下田麻美「黎明スターライン(アイドルマスター)」こちらはその増渕氏の楽曲。<br />
&nbsp; &nbsp; &nbsp; プログレ好きなんだろうなあというアレンジ、素晴らしいです。<br />
<br />
8：小谷野謙一「Thunder Storm(グレート魔法大作戦)」 そこはかとなく漂うEL＆Pっぽさ。<br />
<br />
9:福田裕彦「ファイナルボス(エメラルドドラゴン)」 PCエンジン版のエメラルドドラゴンより。<br />
&nbsp; &nbsp;スーパーボンバーマン2の作曲も福田氏ですが、この人のテンションの高い曲調は聴きモノです。<br />
<br />
10：大川晃史「CHAOS(ZERO DIVIDE 2)」 PSのロボット格ゲーより。<br />
&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; プログレ度は前作の方が高いのですが、2のこの曲もなかなかです。<br />
<br />
11：梅垣ルナ「ミドル/ロング・サーキット(チョロQ2)」 プログレ味のフュージョン。<br />
&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; チョロQシリーズはイイ曲が多いです。<br />
<br />
12：Lu7(梅垣ルナ/栗原務)「Bluetail Of Passage」 こちらは梅垣さんの在籍している<br />
フュージョン/プログレ・ユニットの2ndアルバムからの1曲。作風的には地続きです。
<p>13：Falcom Sound Team jdk「魔王の両腕 -ハンド-(ZWEI)」モロにタルカスなので<br />
初めて聴いたときには非常にビックリした次第。PC版とPSP版のアレンジをくっつけてあります。<br />
<br />
14：Falcom Sound Team jdk「我にひれ伏せ(ZWEI II)」<br />
<br />
15：Falcom Sound Team jdk「山猫号反抗作戦(英雄伝説 空の軌跡 The 3rd)」<br />
<br />
16：植松伸夫「Genoce(フロントミッション ガンハザード)」これもタルカス・オマージュな1曲かしら。<br />
<br />
17：植松伸夫「影をとりもどせ！(ブルードラゴン)」PFMに捧ぐ、的ないかにもなオマージュ曲。<br />
<br />
18：佐々木博史「The Least 333 sec」 EL＆Pオマージュなゲーム音楽で<br />
一番有名なんじゃないかと思うギターフリークスシリーズの曲。こちらは拡張版。<br />
ギターを弾いているのは泉陸奥彦氏。<br />
<br />
19：泉陸奥彦「火の鳥(メタモルフィックフォース)」そして泉氏の楽曲を。<br />
93年のコナミのアーケードゲームより。この曲は後にリメイクされます。&nbsp;<br />
<br />
20：泉陸奥彦「デスシャドウ(メタモルフィックフォース)」マハヴィシュヌ・オーケストラの<br />
「Birds Of Fire」のフレーズ入り。そしてドラムソロ。<br />
<br />
21：KENNEDY(泉陸奥彦)「Explorer 1958 Alpha」 泉氏が80年代に在籍していた<br />
プログレ/ジャズ・ロック・バンドの2ndより1曲。後のコナミ矩形派倶楽部での氏の作風を伺う上でも<br />
非常に重要なバンド</p>
22：笹井隆司「修羅妄執(ブシドーブレード弐)」プログレ・ハード・ロック・バンドNOVELAの元ベーシスト。<br />
サントラはハード・ロック・チューン満載の骨太な内容です。&nbsp;<br />
<br />
23：イアン・マクドナルド(ex KING CRIMSON)「Day Dream～白昼夢(バッケンローダー)」<br />
セガサターンのゲームより。数曲にイアン・マクドナルドを起用。ゲーム本編もプログレネタ満載。<br />
<br />
24：リック・ウェイクマン「Egoniaga(マイクロコズム)」 こちらは93年に発表された<br />
3Dシューティング・ゲーム。リック・ウェイクマン本人が楽曲提供しています。<br />
<br />
25：Dioramic Phono Odor(谷口博史)「BLUE(MOON)」アスキーの「MOON」より。<br />
エレクトロニカ＆プログレな1曲。<br />
<br />
26：IL BERLIONE(谷口博史)「一人三役」谷口博史氏が90年代に在籍していた<br />
レコメン/チェンバー・ロック系バンド「イル・ベルリオーネ」の2ndアルバムより1曲。<br />
<br />
27：ZIZZ「超人舞闘 ―激突する法則と法則(斬魔大聖デモンベイン)」<br />
作曲はASTURIASの大山曜氏。非常にタルカス・オマージュな1曲です。<br />
<br />
28：ZIZZ「The Explosion(クラシックダンジョン 扶翼の魔装陣)」こちらは昨年リリースされた<br />
PSPソフトの楽曲。大山さんをはじめASTURIASのメンバーが深く関わっております。<br />
<br />
29：ASTURIAS「Ice Palace(ミネルバトンサーガ)」 これにて〆の1曲となります。<br />
ASTURIASの87年のデモテープの音源より。ミネルバトンサーガのアイスパレスのアレンジです。<br />
<br />
&nbsp;&nbsp;<br /><a href="http://mescaline.blog.shinobi.jp/fiction/fiction%20%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AC%E5%85%AB%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%AE%E6%9B%B2%E7%9B%AE" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
    </description>
    <category>Fiction</category>
    <link>http://mescaline.blog.shinobi.jp/fiction/fiction%20%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AC%E5%85%AB%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%AE%E6%9B%B2%E7%9B%AE</link>
    <pubDate>Sat, 15 Jan 2011 12:18:02 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">mescaline.blog.shinobi.jp://entry/35</guid>
  </item>
    <item>
    <title>蕎麦の記録（中央線編、その１）</title>
    <description>
    <![CDATA[あちこちの蕎麦屋巡りなどを淡々としていたので、その記録をまとめていきます <br />
全部まとめてやるとキリがないので、路線ごとにやって行きたいと思います <br />
<br />
その第一弾として、中央線の新宿より西側のお店の特集をお送りします <br />
お店の中で写真をとるのに抵抗があるので、写真の掲載等はありません。 <br />
<br />
※ <br />
◎が着いているお店は、美味しい蕎麦屋を聞かれた際、躊躇いなく紹介できる店 <br />
<br />
<br />
三鷹 <br />
◎「きびや」 <br />
<br />
三鷹駅南口より徒歩１０分程度の距離にあるお店 <br />
全体的に値段も安く、味も良いので近くにあったら通いたくなる事間違いなし <br />
雰囲気もそこそこ良く、行ってがっかりすることは、まずないです <br />
メニューもシンプルで、ゴチャゴチャと色々なものがないところも好感が持てる <br />
一つ難点を挙げるとすれば、昼の営業時間には玉子焼きなど、一部 <br />
食べられないメニューが存在するところだろうか。（夜は土日のみ営業） <br />
ただ、平日昼はお得なランチメニューがあるので、殆ど気にならないでしょう <br />
<br />
きびやの魅力は、その味と味の割りに値段が驚くほど安いところ <br />
平日昼の「天むすセット」や「天丼セット」の満足度はかなり高い <br />
1000円以内で、こんなおいしいものが食べられて良いのか、というレベル <br />
「もり」と「粗挽き」二種類の蕎麦が選べるのですが、ここは粗挽きが美味しい <br />
お汁につけなくても、麺だけでそのままいけてしまうほど香ばしいお蕎麦 <br />
ただ、暖かいお蕎麦の場合は、もり蕎麦で食べた方が食べやすいです <br />
<br />
天ぷらも、蕎麦屋の天ぷらとしては充分すぎるほど美味しく、ボリュームもあるので <br />
なかなかおすすめです。蕎麦のおいしさと比較すると、一品料理の味ははそこそこ <br />
（料理がおいしくて肝心の蕎麦が今一、というお店もあります。例：吉祥寺「よしむら」） <br />
<br />
昼時は混んでいる事が多いので、落ち着いて食べたい場合は開店直後や <br />
14：00など、昼時のピークを外した時間帯が狙い目です。12～13時は混んでいる <br />
<br />
きびやのおすすめ <br />
粗挽き蕎麦　750円 <br />
平日昼限定のセット　800～1000円 <br />
玉子焼き（夜限定）600円　 <br />
<br />
営業時間等 <br />
[月～金]　 11:00～15:30 <br />
[土・日・祝]11:00～14:30、17:30～20:30 <br />
<br />
更なる詳細はこちらを <br />
http://r.tabelog.com/tokyo/A1320/A132002/13010004/ <br />
<br />
都心の変な店に行くと、ここには遠く及ばないレベルの蕎麦が平気で千円以上 <br />
しているので、蕎麦をあまり食べない人が行くと、蕎麦に対するイメージが <br />
かなり変わるお店だと思います。後日紹介する、「無庵」や「坐忘」もそういう感じです]]>
    </description>
    <category>soba</category>
    <link>http://mescaline.blog.shinobi.jp/soba/%E8%95%8E%E9%BA%A6%E3%81%AE%E8%A8%98%E9%8C%B2%EF%BC%88%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E7%B7%9A%E7%B7%A8%E3%80%81%E3%81%9D%E3%81%AE%EF%BC%91%EF%BC%89</link>
    <pubDate>Tue, 31 Aug 2010 12:40:00 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">mescaline.blog.shinobi.jp://entry/34</guid>
  </item>
    <item>
    <title>【音楽ジャズ】　The Tony Williams Lifetime</title>
    <description>
    <![CDATA[近頃ジャズにはまっているので、そこから一枚紹介。<br />
<br />
The Tony Williams Lifetime/Turn It Over<br />
<br />
このアルバムは一言で言うと、凄いです。久々に度肝を抜かれました<br />
正直言って、この作品をちゃんと聴いてなかった事を後悔している。<br />
良い意味での後悔なのですが、これをもう少し早く聴いていたら何かが変わっていた<br />
かもしれない、それほど衝撃的な内容でした。<br />
<br />
Tony Williamsといえば、マイルス・ディヴィスのバンドに在籍していたことで有名な<br />
ドラマーですが、天才の異名を欲しいままにしているだけあり、そのプレイも、彼を<br />
リーダーとしたバンドの曲にも目を見張るような素晴らしさがある。<br />
<br />
今回取り上げるTurn It Overというアルバムのメンバー編成は以下の通り<br />
<br />
Ds.Vo.Tony Williams<br />
G.John McLaughlin<br />
Org.Larry Young<br />
B.Vo.Jack Bruce<br />
<br />
ベースのジャック・ブルースは、いうまでもなく有名なクリームのベーシスト<br />
ギターのジョン・マクラフリンは後にマハビシュヌ・オーケストラを結成<br />
ラリー・ヤングは、前作のEmargencyでも素晴らしいプレイを披露している<br />
<br />
なかなか豪華な面子が揃っているので、知っている人はこれだけでも内容を<br />
期待してしまうのではないでしょうか。自分自身もその口で、見事にやられました<br />
<br />
<br />
当時の流行を繁栄してか、サイケやプログレの要素が色濃く出ているので<br />
その手の音楽が好きな人には、間違いなくツボにはまること請け合い。<br />
最後まで刺激的な演奏に満ち溢れていて、じっくりと堪能できるアルバムです<br />
中でも一番強い衝撃を受けたのは、7.のVuelta Abajoという曲<br />
いきなりサイケな爆音ベースが襲い掛かってきて、イントロからやられます<br />
その後延々と続く、暴力的な曲展開はKing CrimsonのRedを想起させる出色の曲<br />
爆音ベースに絡み合う暴力的なオルガンに、激しいギターに嵐のようなドラミング<br />
ここまで来てしまうと、半端なハードロックバンドでは太刀打ちできないレベル。<br />
このバンドの更なる魅力は、激しい曲以外も充分に楽しめるところでもあります。<br />
<br />
このアルバムがあまり世に知られていないというのは、なにか悲劇的なものを感じる<br />
ジャズというくくりを取っ払って、全てのロックファンに聴いてもらいたい一枚です<br />
ジャズに限らず、黒人音楽全般に少しとっつきにくい印象があるのは否定できない<br />
それゆえに盲目的になっていた事を後悔させられる、そんなアルバムでした。<br />
<br />
アルバムより二曲紹介<br />
<br />
The Tony Williams Lifetime / Vuelta Abajo<br />
<script type="text/javascript" src="/ScriptLoader?type=YouTube&amp;id=iHzDDO0G9YU&amp;width=400&amp;height=300"></script><br />
<br />
The Tony Williams Lifetime　/ Right On<br />
<script type="text/javascript" src="/ScriptLoader?type=YouTube&amp;id=ZZ-XEV3iPCA&amp;width=400&amp;height=300"></script><br />
<br />
]]>
    </description>
    <category>Music</category>
    <link>http://mescaline.blog.shinobi.jp/music/%E3%80%90%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%BA%E3%80%91%E3%80%80the%20tony%20williams%20lifetime</link>
    <pubDate>Wed, 02 Jun 2010 17:43:14 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">mescaline.blog.shinobi.jp://entry/33</guid>
  </item>
    <item>
    <title>短編小説：その５</title>
    <description>
    <![CDATA[勢いだけで文を書く練習。小説ってほどではないか。<br />
<br />
「卵」<br />
<br />
　卵卵卵、黄色くて透明でぬるぬるしたあれ。焼くとぬるぬるした部分が白くなるあれ。暴動が起きたときによく政治家に投げつけられるあれ。ボブ・ディランがエレキギターを使い始めた頃に投げつけられたあの白い殻の丸っこいやつだよ。あれを俺に投げつけないでくれ、もし目に入って失明したらどうしてくれるんだよ、卵で失明は革新的で新しい、新しいけどさ、そうなったら笑えないじゃないのよ。笑われるけど笑えないってね、他人がなったら俺は大笑いするよ、そりゃあもう、そいつが死にたくなるぐらいの大声でね。下品にあざけるように笑い飛ばしてやるよ。何でお前卵なんて避けられなかったんだよって言いながらな。そのうち食料の不足する時代が訪れて、卵を投げただけでし啓するような時代が来るから、そうなる前にどんどんどんどん投げないといかんよ、今のうちだけ何だから、人に卵投げつけて爆笑できる時代なんてさ。ライブハウスに卵を持って行ってね、酷い演奏されたら投げつけるのよ、そうすれば反省して卵なんて投げつけられないプレイするかもしれないから。頑張ろうね、ライブハウスに卵、これは流行るよ。更に目に入って失明、そうなっちゃったら傷害罪で捕まっちゃうから気をつけなきゃいけない、面白くないし、何より笑われちゃうからね。<br />
　<br />
　もしも卵の殻が麻薬でできていたら、良いカモフラージュになるかもしれない。イースターに麻薬でできた卵なんてあった日には、伝統も何もかもぶち壊しになってしまうからそれは避けなければいけないかもしれない。でも面白そうだから、俺はいつかそれを実践しようと思う。精密に調べても成分が検出しないほどの、巧妙なカモフラージュを施してこれを世にばら撒こうと思う。市販されるようになったら、どうなるだろうか、小さい子供がヤク中になってへらへらしている風景、そんなものが見られるようになるのかもしれない。実に非現実的で嫌な後景だ、そうなってしまうのを阻止しないためにも、卵型でさらに食べられる麻薬の開発を急がなければならない。投げつけて人にぶつけただけで、効果の出る素晴らしいものを。そして世界最悪の麻薬ディーラーとして名を馳せた後、交番に駆け込んでおまわりさんに保護してもらおうと思う。待っているのは豚箱での生活かもしれないし、おまわりさんたちとのトリップパーティーかもしれない。そんな魅力的な卵形麻薬、絶対にはやりっこない。<br />
<br />
　]]>
    </description>
    <category>Novel</category>
    <link>http://mescaline.blog.shinobi.jp/novel/%E7%9F%AD%E7%B7%A8%E5%B0%8F%E8%AA%AC%EF%BC%9A%E3%81%9D%E3%81%AE%EF%BC%95</link>
    <pubDate>Wed, 02 Jun 2010 16:47:10 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">mescaline.blog.shinobi.jp://entry/32</guid>
  </item>
    <item>
    <title>短編小説：その４</title>
    <description>
    <![CDATA[勢いついでにまだまだ投下します<br />
<br />
<br />
「流される感情」 <br />
<br />
<br />
　いつだったか忘れたが、私は浮気をしたことがある <br />
たいした罪悪感も無く、相手が傷つくことも気にせず <br />
自分の感情に流されるまま、ただただ男を求めたのだ。 <br />
<br />
<br />
　しかしその浮気は、当時の恋人にばれることもなく <br />
浮気相手の男がぼろぼろになっただけで、全てが終わった。 <br />
<br />
<br />
　自分が流されやすい弱い人間であること、人を傷つけることに <br />
抵抗の無い人間であること、それは私を構成する大事な要素であって <br />
そうでなくなってしまったら、私は私でなくなってしまう。 <br />
<br />
　自分では自分のことを悪いなんて思っていないから、他人になんと言われても <br />
私は自分の性格を矯正しようなんて、微塵にも思わない。 <br />
<br />
「あなたは冷たい人ね、私をこんな目にあわせても悪いなんて思っていないでしょ？」 <br />
また始まった、これだから自分が一番かわいい女って嫌い <br />
ちょっとした事ですぐ傷ついて、それを人に言いふらすんだから迷惑極まりない <br />
私は、面倒くさそうに答える。感情なんて少しも込めずに。 <br />
「ええ、思っていないわ。あなたが自分の事を悪人だと思っていないようにね」 <br />
「何で私が悪人なのよ？あなたに言われたくないわ」 <br />
「人は誰だって悪人よ、自覚が無いだけで」 <br />
「あなた、そういえば自分が許されると思っているの？」 <br />
「あら？自分で自分を腹黒いという人間よりはマシだと思うわ <br />
そんなこと無いよ、って言われたいがためにそういう風に <br />
自分で自分を貶すなんて、馬鹿馬鹿しいにも程があるもの」 <br />
彼女の肩は、怒りでわなわなと震えている。 <br />
「何であんたはそう、私に食って掛かるのよ」 <br />
「食って掛かってなんかいないわよ、言いたいことを言っているだけ <br />
　そんな風に感じるなんて、私の言っていることが全部図星なのかしら？」 <br />
「なっ……、あんたいい加減にしないと」 <br />
彼女は私に向かって、右手を振り上げた。殴るつもりだろうか <br />
私は少しもおくさず、淡々とした口調で言葉を返す。 <br />
「なに？手を出したって、あなたの立場が悪くなるだけよ <br />
　私が怪我をして、あなたに慰謝料をもらって、それで終わりね」 <br />
私の頬に手が届く直前に、彼女の手は止まった。 <br />
「……っ、もう良いわ。あなたと話してても埒が明かない」 <br />
彼女は悔しそうに舌打ちをすると、振り返りもせずに去っていく <br />
ヒールを響かせて歩いていく後姿は、悔しさと怒りに満ち溢れていた。 <br />
「ふうっ……、何でこう面倒くさいのかしらね、ああいう人は。 <br />
　自身に欠点があるのがわかっているなら、それを埋める努力を <br />
　すればいいのに、それをせずに人を妬むなんて、どうかしてる」 <br />
<br />
　人に対しては攻撃的になるくせに、自分が同じ事をされると腹を立てる <br />
そんなの勝手すぎる。人にされて嫌なことならば、自分もしなければいいのに <br />
文句を言うだけ言って逃げるなんて、自分の非を認めないのと一緒だ。 <br />
私が文句を言われるだけならかまわないけど、その文句を他人にまで言うのは <br />
やめてほしい。私個人はどうなってもかまわないけれど、他人にまで自身の <br />
不快な気分をぶつけるのは、どうかしているとしか思えない。 <br />
<br />
<br />
　仕事が出来ても、恋人が出来ても妬まれるなんて、なんて面倒くさいんだろう。 <br />
私はただ仕事に集中したいだけなのに、何か事を成すたびに周りから文句を <br />
言われていたのでは、身が持たなくなってしまう。出来る人間を妬む前に <br />
努力をしろと、そういう連中には言ってやりたい。]]>
    </description>
    <category>Novel</category>
    <link>http://mescaline.blog.shinobi.jp/novel/%E7%9F%AD%E7%B7%A8%E5%B0%8F%E8%AA%AC%EF%BC%9A%E3%81%9D%E3%81%AE%EF%BC%94</link>
    <pubDate>Tue, 01 Jun 2010 15:58:39 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">mescaline.blog.shinobi.jp://entry/31</guid>
  </item>
    <item>
    <title>詩：また多めです</title>
    <description>
    <![CDATA[さらに九本投下、あるだけ全部行きます。<br />
<br />
<br />
<br />
「溶解するもの」 <br />
<br />
漂っている　果ての無い空間を <br />
見えるもの全て　体を通り抜けてゆく <br />
それが実体なのか、虚像なのか私にはわからない <br />
ただっ広いその空間の中で、一人宴を繰り広げる <br />
燃え尽きぬように　体を維持するために <br />
狂宴に身をゆだね、自我から開放される <br />
<br />
その先に見えるものが、禍々しいものであろうと <br />
狂気に取り付かれた私にはわからない <br />
<br />
そこには誰もいない <br />
最初から誰もいない <br />
<br />
消えてゆく　私も消えてゆく <br />
食物を摂取できぬカゲロウのように <br />
なすすべなく　人生に溶かされてゆく <br />
<br />
色のない空間で、一人目を覚ます <br />
<br />
<br />
「舞台装置」 <br />
<br />
ぼろきれに身を包み、私はステージに立っている <br />
言葉を発する事もなく、装置のように壇上にたたずむ <br />
身を裂かれ体液が噴出そうとも、姿勢を崩さずに <br />
<br />
私は機械　私は人形　痛覚も神経も存在しない <br />
ただそこに存在し　衆目を不快にさせるだけの装置 <br />
<br />
目的など無い　人生など無い　産まれたときからそこにいる <br />
感情も　理性も　母という生物の胎内に置き忘れてきてしまったから <br />
それのともし火が消えたとき　私は永遠の装置になる <br />
<br />
噴出す体液をうつろな目で見つめ　音も無く横たわる <br />
空気は変わることなく　私は無造作に蹴り飛ばされる <br />
<br />
白い粉のようなものが　私を隠してゆく <br />
<br />
<br />
「光陰」 <br />
<br />
逃げてゆく影の中　追ってくる白い影 <br />
逃げてゆく影の中　追ってくる白い影 <br />
<br />
歪んでいく世界　光の中へ溶けてゆく <br />
歪んでいく人格　極彩色に染まってく <br />
<br />
とがったもので貫くと　白い影が追ってくる <br />
緑色を燃やすと、白い影が追ってくる <br />
<br />
快感が噴出し　光が全てを曲げてゆく <br />
骨が抜け　闇が全てを飲み込んでゆく <br />
<br />
黄色い曲線を粘液に突っ込み <br />
甲高い音を鳴らす楽器を奏でる <br />
壊れて音が出なくなるまで <br />
<br />
光をともなう大海に　影をささげよう <br />
影をともなう大海に　光をささげよう <br />
<br />
逃げてゆく影の中　追ってくる白い影 <br />
逃げてゆく影の中　追ってくる白い影<br />
<br />
<br />
<br /><a href="http://mescaline.blog.shinobi.jp/novel/%E8%A9%A9%EF%BC%9A%E3%81%BE%E3%81%9F%E5%A4%9A%E3%82%81%E3%81%A7%E3%81%99" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
    </description>
    <category>Novel</category>
    <link>http://mescaline.blog.shinobi.jp/novel/%E8%A9%A9%EF%BC%9A%E3%81%BE%E3%81%9F%E5%A4%9A%E3%82%81%E3%81%A7%E3%81%99</link>
    <pubDate>Tue, 01 Jun 2010 15:44:58 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>詩：何本か一気に投下</title>
    <description>
    <![CDATA[過去に書きだめたものです<br />
<br />
「いきる」 <br />
<br />
死んでしまう事は　かなしいけれど　どうしようもないんだよ <br />
それは定められた　げんかいだから　しかたがないんだよ <br />
<br />
寂しいな　こころをいやしてくれるものが　音楽しかないんだよ <br />
嬉しいな　こころをいやしてくれるものが　たくさんあるんだよ <br />
<br />
この街では何故か涙が流れるの　大事な人のことを思い出すから <br />
忘れる事は難しいことなのかな　あなたの前なのに泣いてしまうよ <br />
<br />
あなたの顔を見ていると　ごめんねって言ってしまうよ <br />
いつもそばにいてくれるのに　私は違う人のことを考えてる <br />
それでもあなたは許してくれる　だから私は好きなんだ <br />
<br />
あったかいばしょにいると　ありがとうって言いたくなるの <br />
生きている事が楽しくて　とても幸せな瞬間だから <br />
<br />
いきるのは　つらくない　いきるのは　たのしい<br />
<br />
<br />
「無為」 <br />
<br />
闇を消化すれば光が生まれるの？ <br />
光を消化すれば闇が生まれるの？ <br />
<br />
どこまでも突き抜けていくのは、汚い感情ばかり <br />
闇を出しても、どこにぶつけても、光など見えない <br />
ここは檻のようで、物凄く息苦しい <br />
出口のない穴の中　目のない生物は暴れ狂う <br />
自分の正体も　そこがどこなのかもわからず <br />
<br />
<br />
目に見えるものはない 彼の目に光が映る事もない <br />
<br />
闇の中で生まれ　闇の中で死ぬ <br />
誰にも知られず 誰の哀れみも受けず <br />
ただ消えていく 消えていく <br />
彼には、生まれた意味も <br />
存在する意味も、なにもない <br />
<br />
<br />
<br /><a href="http://mescaline.blog.shinobi.jp/novel/%E8%A9%A9%EF%BC%9A%E4%BD%95%E6%9C%AC%E3%81%8B%E4%B8%80%E6%B0%97%E3%81%AB%E6%8A%95%E4%B8%8B" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
    </description>
    <category>Novel</category>
    <link>http://mescaline.blog.shinobi.jp/novel/%E8%A9%A9%EF%BC%9A%E4%BD%95%E6%9C%AC%E3%81%8B%E4%B8%80%E6%B0%97%E3%81%AB%E6%8A%95%E4%B8%8B</link>
    <pubDate>Tue, 01 Jun 2010 15:37:17 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>短編小説：その３</title>
    <description>
    <![CDATA[さらにもう一作追加です<br />
<br />
『不味いグミ』 <br />
<br />
<br />
「このグミ、ヤバイ味がする」 <br />
　彼女は虹色のグミを食べながら、人形のような顔でそう言った <br />
「ヤバイって、どういう風によ」 <br />
「クスリの味。あなたならわかるでしょ？」 <br />
　ドラッグなんてやりもしないくせに、そんなことを言うのだ。でも、　実際にクスリの味がするから、俺は好んで食べている。この体に悪そうな、不味い虹色のグミを。 <br />
「んなこと、お前は知らなくて良いんだよ」 <br />
「じゃあ、どうして付き合ってるの？私たち」 <br />
　しょっちゅう同じ質問をされる、疑問を抱くぐらいなら別れれば良い。なのに、彼女はその選択肢を選ばない、いや、選べないのだろう。 <br />
「なんとなくだな、なんとなく。強いて言えば、一人が嫌だからか」 <br />
　投げやりに答える、どうせまともに聞いちゃいない。 <br />
「あたしは別に、一人でも構わないんだけど」 <br />
　強がったり本音と逆のことを言うときは、必ず拗ねた表情をする。世間的に見たら彼女は美人だ、俺はそんなことどうでも良いんだが、つれて歩いていると、うらやましがられる。中身を知らないからだ。 <br />
「無理なくせに、そんなことを言うな。いつも飲んだくれてるくせに」 <br />
「だってあたし、お酒がないとミイラになっちゃうもの」 <br />
「俺がいなくても、だろ？」 <br />
「そんなことないわ、あなたはお酒より下だもの。あなただって <br />
クスリがなかったら、あたしとしゃべる事も出来ないくせに」 <br />
　確かにそうだ、素面ではまともに外も歩けなければ、人と話す事もまともに出来ない。薬が切れたら俺は廃人でしかないのだ <br />
「ったく、酒と人間を比べんなよ」 <br />
「クスリと人間を比べたの、誰だっけ？」 <br />
「……、うるせえな」 <br />
「あたし、寝るわね。あなたも早く寝なさい」 <br />
　彼女は横になると、すぐに寝息を立て始めたので、俺は一人、虹色のグミをむさぼった。かみ締めると懐かしい風味が口の中で広がったが、そこから先の快感が訪れる事はなかった <br />
「ＵＫロックはお洒落じゃない……、か。その通りだよ全く。紐解けばみんなドラッグがらみじゃねえか、ヤクの抜けたクラプトンはただの抜け殻だし、ジミヘンはゲロを詰まらせて死んだ。生き残ったのは下らないポップミュージックと、ブライアンのいないストーンズか。やってらんねえよ、俺がいくら主張したところで、お洒落になったロックを信仰する人間は、何もわかっちゃくれない」 <br />
　一人で毒づいても何も始まらない、主張したところで世界は変わらない <br />
「うるさいわねえ、私たちの好きな音楽、信じてる音楽がそうじゃなければ良いじゃないの。わからない人には、わからないわ。40年前だって、理解を示さない人間はいた。結局、変わらないのよ」 <br />
「俺が幻想を抱いてるだけだって言いたいのか？」 <br />
「そうよ、音楽には暗い歴史が付きまとってる、いつの時代も。何故、クラシックの世界に黒人がいないのか、あなたはわかってるの？何故、ブルースやジャズといった音楽が生まれたのか、わかってるの？それらに比べたら、ロックがおしゃれになったことなんて、大したことじゃないわ。現実を知らないから、あなたは幻想を抱くのよ」 <br />
　何も言い返せない、俺が世界に対し幻想ばかり抱いているのは事実だ。しかし、彼女はそれを悪いとは言わず、むしろ夢があるといってくれる。酒びたりで、一見人としてはどうしようもない印象を抱かせる彼女だが、言う事には一本筋が通っている、いつも酒が入っているのは、照れ隠しなんだろうか、いずれにせよ、彼女がいなければ俺には生きがいがない。それぐらい、俺にとって大きな存在なのだ。肯定してくれるから。 <br />
「でもね、そういう人がいるのは悪くないと思うの、現実ばかり見て、　正論しかいえない大人ばかりだったら、息苦しくてやりきれないもの。あたしにとっては、あなたのような人間がいることは救いなのよ。あなたにとって、あたしの存在が救いであるようにね」 <br />
「さっき、なんで付き合ってるの？って聞いたのはどこのどいつだよ」 <br />
「あたし。それがどうかした？」 <br />
「わかってるなら、なんで聞くんだよ」 <br />
「好きって言って欲しいからに決まってるじゃない、馬鹿」 <br />
「誰が言うか、んな事」 <br />
　結局、いつも手のひらの上で踊らされている、だけどそれも悪くない。しかし、彼女以外の女性にそうされるのは、まっぴらごめんだ。 <br />
「もう良い？すっきりしたなら、あたし、もう寝るわ」 <br />
「ん、ああ。勝手に寝れば良いだろ」 <br />
「じゃあ、ぼやきであたしを起こさないでね。あなたもさっさと寝るのよ」 <br />
「眠くなったら、寝るっての、いちいちうるさいな」 <br />
　言い返すと、彼女はすでに寝息を立てていた。正直、ここまで寝つきが良い人間は、世界中を探してもそういないだろう。爆音のライブハウスでも、寝てしまうのだからそれには驚くしかない。 <br />
『うるさくても、うるさいだけで退屈なら眠くなるわ』 <br />
　彼女はそう言っていたが、それはわからなくはない。だからといって、ライブハウスの、あの爆音の中で寝ることなんて俺には出来ない。 <br />
「さて、クスリが切れる前に俺も寝るか……」 <br />
彼女の寝顔を横目に、俺の意識は混濁していった。 <br />
<br />
　目を覚ますと、そこに彼女の姿はなく、かすかな残り香と、未開封のグミが一袋置いてあるだけだった。こうして、俺の不毛な時間がまた幕を開ける。いつものように。日が傾いた頃には、村八分の『あやつり人形』を口ずさみながら彼女がやってくるだろう。それを唯一の楽しみにし、俺はグミの袋を開けた。]]>
    </description>
    <category>Novel</category>
    <link>http://mescaline.blog.shinobi.jp/novel/%E7%9F%AD%E7%B7%A8%E5%B0%8F%E8%AA%AC%EF%BC%9A%E3%81%9D%E3%81%AE%EF%BC%93</link>
    <pubDate>Tue, 01 Jun 2010 15:24:39 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>短編小説：その２</title>
    <description>
    <![CDATA[これもちょっと昔に書いたもの<br />
<br />
「わがまま」 <br />
<br />
　彼女は相変わらず屈折し、狂ったエロスを孕んだ絵を描いている。僕が彼女に始めて会話をした時にぶつけられた一言は「私、セックスなんて嫌いだから」という、彼女の描くものからは想像だにできないものであり、作品しか知らなかった僕にとって、その発言は衝撃的であった。 <br />
<br />
　どこから作品の構想が産まれてくるのか、それは本人にしかわからないだろう。彼女の絵は酷く好奇心をくすぐり、人の心をひきつけるものであった。しかしそれだけの作品を残しながら、彼女は創作の世界に身をおくことを嫌がり、一般人の中に埋没する事を望んでいた。あんなに穿った視点で、「罪と罰」を読む人間が、一般社会に埋没し、さらに目立たずに暮らしていく事なんて、絶対に無理だ。むしろ、あたり前のものを人と違う視点で見る事が出来るからこそ、あそこまでエキセントリックな、人の心に訴えかける凄い絵が描けるのだろう。 <br />
　才能があるんだから埋没なんかしないで、創作の世界に身を置き続けて欲しい、そう思うのは僕のわがままであり、彼女の人間性など全く無視した感情なのだろう。 <br />
<br />
　作品や考え方は勿論、好むものにもセンスが有り、彼女はとても魅力的なのだが、残念な事に不細工なのである。その容姿が違えば、あそこまで屈折した作品は残せていないであろうから、僕はそれに感謝している。こんな事を本人の前で言ったらただで済まされないのはわかっているが、彼女と言葉を交わせば交わすほど、屈折した作品が産み出される理由が、自身の容姿と、悲惨な初体験から発生している事が、痛いほどにわかるから、仕方がない。 <br />
<br />
　彼女の友人の一人であるデカダンスを体現したような男も、素晴らしく屈折した絵を描く魅力あふれる人物なのだ。「火葬場で焼かれるために産まれてきた」などと公言している人間は、彼以外知らない。彼の作り出す人形は絵とはまた違った魅力を持っており、人の心を惹きつける。若い頃、美しかったことがうかがい知れる容姿はいうまでもなく、人の目を惹く。そして、自身のことを元美少年などと触れ回っているのだから頭がおかしいことこの上ない。しかし、彼と会話をすると驚くほど謙虚で、言動の割りにナルシストとはかけ離れた人物であることがわかるのだが、変態である事は間違いない。 <br />
<br />
　彼女は、そんな人間にすら天才と言われてしまうのだから、なんとも恐ろしいものである。彼女がどんなに自分の才能を否定したところで、もって産まれたものからは逃げる事なんて出来ない。性格や能力というものは向上させる事は出来ても、切り離す事は出来ないし、ましてや顔のように整形で変えることも出来ないのだから。 <br />
<br />
　才能の乏しい僕から見たら、才気あふれる彼女は輝かしい存在でしかない。可愛くはないが、彼女の美意識や作り出す作品には惹かれっぱなしなのだ。でも、恋はしない。だいきらい、だいすき。 <br />
<br />
　爆音ひたすら爆音、ノイズが体を包み込む。どの音がどの音階なのか全くわからない、ただ振動だけが脳を揺さぶる。クスリとも、病気とも違うその感覚は、まいった心を麻痺させてゆく。音から開放されたら、僕の心はまた元のように憂鬱に支配されるのだろうか、それが怖くて音の洪水から抜け出す事が出来ない。幻覚に酔いしれ、それに寄る辺を見出すしか、逃げ道は残されていないのだろうか。 <br />
　彼女の絵に漂う、麻薬的な空気と幻覚のような色彩はどこから生まれてくるのだろうか、素面であれらを産み出しているのだとしたら、彼女は紛れもなく天才だ。放って置いても、何もしなくても世に出てくる存在ほど心惹かれるものはない。快楽に身を任せて、今日もトリップを続けよう。そこで会う彼女は、現実で会う彼女と違って美しいのだから。 <br />
　愚かな僕は、どんなに人間性が素晴らしくても、容姿が綺麗な方を選んでしまう。こんなわがままな僕を、きっと彼女は恐ろしく屈折した目で見ているのだろう。「この人は何で世を儚んでいるのだろう」、彼女が僕と接して抱いた第一印象は、こうだったらしい。 <br />
　身を削り、不毛なトリップを続ける理由、それは理想の彼女がそっちの世界に存在しているからだ。ただのわがままで、僕は自らを滅ぼしている。]]>
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    <category>Novel</category>
    <link>http://mescaline.blog.shinobi.jp/novel/%E7%9F%AD%E7%B7%A8%E5%B0%8F%E8%AA%AC%EF%BC%9A%E3%81%9D%E3%81%AE%EF%BC%92</link>
    <pubDate>Tue, 01 Jun 2010 15:19:20 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>詩：壊れた人形の歌</title>
    <description>
    <![CDATA[｢壊れた人形の歌｣ <br />
<br />
壊れちゃったよ大事にしてたのに <br />
縫い目が破れて綿が飛び出してる <br />
直そうとするとよけい壊れちゃう <br />
誰か僕の人形を直してよ <br />
またしゃべるように直してよ <br />
<br />
壊れちゃったよ大事にしてたのに <br />
彼女の思い出が水泡に帰していくよ <br />
中身が汚れてるの、薄紫色に <br />
僕の嫌いな粉が破れ目から吹き出してる <br />
幻聴が聞こえない <br />
幻覚が見えない <br />
誰か僕の大事な人形を直してよ <br />
<br />
壊れちゃったよ大事にしてたのに <br />
壊れちゃったよ大事にしてたのに <br />
<br />
助けてよ直してよ <br />
壊れちゃったよ人形が <br />
壊しちゃったよ人形を <br />
<br />
また新しいのを買ってよ <br />
破れ目から粉が出てこないのを買ってよ <br />
じゃないと僕が壊れちゃうじゃないとまた壊しちゃう <br />
檻のなかに入れられて <br />
臭い餌を食べなきゃいけないよ <br />
痛い椅子に座らなきゃいけないよ <br />
<br />
大事にしてたのに壊しちゃったよ <br />
新しいのをまた買ってよ]]>
    </description>
    <category>Novel</category>
    <link>http://mescaline.blog.shinobi.jp/novel/%E8%A9%A9%EF%BC%9A%E5%A3%8A%E3%82%8C%E3%81%9F%E4%BA%BA%E5%BD%A2%E3%81%AE%E6%AD%8C</link>
    <pubDate>Tue, 01 Jun 2010 15:16:18 GMT</pubDate>
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